さて、大好評の(オレん中で) ジャケット集第4弾        
今回は人物をテーマに選びました。

       Jimi Hendrix / Electric Ladyland

1発目、ジミヘンです。たしか「ギター演奏の際の表情」ランキングでも1位になりました。まさに、恍惚といったことばの似合う表情です。ほとばしるほどかっこよすぎる。
「自分のパーソナルな部分と音楽性を合体させようとしてる」 と
彼はこのアルバムを語っていましたが、よく分からない言葉。
かれが生きている間にでた数少ないアルバムの1つです。

自分の思いはここじゃ語りきれないからあえて言わない。
        Jeff Beck / Blow By Blow

かっちょえー、ですましたくなるぐらい心酔してしまいます。
今回のジャケ集の中で唯一写真ではなく加工してあります。これ、裏側に写真そのままの演奏姿もあるんですが、両方ともかっこいいです。
三大ギタリストの一人、ジェフベックの超名盤です。歌のないロックアルバムなんて普通にきけたのはこれが初めての経験です。

備考
ギャングのもう一匹の犬の名前がキースってことはベックはジェフベックからきてると考えられますね。するとバンド名もやっぱりジェフベックからきてるわけです。(漫画 BECKの話)
          Patti Smith / Horses

実に力強い一枚ですね。写真家ロバート・メイプルソープ撮影のこのジャケットは人生の暗闇を知り尽くしてるかのごとき輝きがあります。なんだか元気になれるかっこいい写真だと思います。
やる気のなさそうなポーズに虚ろな目、それでいて明日へ生気にあふれた写真でただ「美しい」と思います。

パンクの女王となった伝説的なアルバムです。
ヴァンモリソンのカバーから始まるのですが、この1曲が強烈で即やられました。
       Bruce Springsteen / Born To Run

これも最高にかっこいいと思う1枚です。人物をテーマにした以上重なるのは覚悟してましたが、紹介に全部、活力、とか生気、とか使いそうになります。これも満ちあふれてますね。人物も構図もテレキャスターもいいですが、1番かっこいいのは邦題(笑)、その名も「明日なき暴走」。歌詞をよんでないのではっきりしたことは言えませんが走るために生まれたをこんな訳しかたするのはかなりセンスいいと思います。

アメリカの歌心というか、実にアメリカって雰囲気を漂わせるかっこいいオッサンです。反ブッシュコンサートも応援したくなる。
        The Clash / London Calling

これも「かっちょえー」ですましたくなるほど気に入ってる最高のジャケット。まさにパンクだ。今にもふっきれそうな衝動が、緊迫感があります。ロックに定義というものはなく、ロックとはこうだ。と、言い切ることは出来ないものと考えますが、この1枚はロックだ。内容もジャケットも時代も。

パンクバンドではなくロックバンドとしてのクラッシュのアルバムです。1stも捨てがたいがやっぱりこっちの方が好きですね。

サマソニのこれのパクリはかなりセンスいいと思いますよ。

http://www.summersonic.com/index.html これね
        The Doors /

かっこいい〜。暗がりの中浮かび上がるジムモリソン、ここではなくどこか違うところを見つめているようで、こちらを睨んでいるようなつかみ所のない顔をしてますが、音楽によく似合う目で、心酔してしまいます。こんな強い、生気に溢れた写真は少ないと思います。

詩人ジムモリソンにオルガンを効果的に使った狂熱的なまでに冷静な音楽性がたまらなくかっこいい必聴の1枚。

必殺フレーズ「comon' baby light my fire」はジムモリソンが考えたんじゃないそうですよ。
       The Rolling Stones / Out of Our Heads

これもまた、かっこいい〜。
どっかの隙間からの構図がいいですね。メンバーがいかにも悪って雰囲気でたまりません。初期の初々しさが感じられる1枚。

ブライアン在籍時のStonesはあまり聞いたことがないのですがこれは初期Stonesを存分に味わうことのできる名盤。
ぜひ聞いてみて。
          Bob Dylan / Highway 61 Riivisited

ボブ・ディランのフォークロック第2部作品です。この1曲目の「Like a Rolling Stone」でフォークロックが完全に確立しました。ロック好きは絶対に聞かねばならない1枚といえるでしょう。
ボブ・ディランは次の「Blonde on Blonde」とこっちのどっちが最高傑作か意見が分かれるそうですが、僕は断然こっち。「Blonde on Blonde」も素晴らしいが、それより「Freewheelin'」の方がディランのよさが出ているんじゃないかと思います。

1曲目の「Like a Rolling Stone」が好きでして、人生のベスト曲に選ぶほどなのです。死ぬ前に最期に聞く曲はこれがいいと思うほどでして (^^;)
その自分の描く最高にかっこいいものとして、このジャケがイメージされるんです。このジャケだけではそんなにかっこよくないかと思いますが、僕のかっこいいものの象徴はこの1枚なのです。
       Eric Clapton & B.B.King / Riding With The King

こいつら油のりすぎ(笑)
お前ら何歳だよ、ってつっこみたくなるほどみなぎってます。ギンギンです。ブルースの大御所二人がオープンカーで走るなんてかっこよすぎますよ。
ちなみに、めんどいからのせないけどCDケース開いたら裏とつながるしかけがしてあります。機会があれば手にとってみて。

王道なブルースを鳴らしてるだけで少しつまらないですが、やっぱりこの二人には圧倒されますね。
        Bob Marley & The Wailers / Catch a Fire

だいぶ多くなってきたのでこれで終わりに。
これも油のってますね。レゲェを世界に広めたアルバムとしてのイメージも伴い、最高にかっこいい写真と思います。
暑そうな中、顔に陰をしょい、たばこをふかす姿はなんだかかっこよくて、生気があふれ、実に力強いです。

完成度はそれほどではないが、すばらしい作品性のあるアルバムです。
このアルバムがなければレゲェがこんなに世界で身近にきけることもなかったでしょう。
かっこいいといえば、Captain beefheart and his magic bandの魚男もはずせませんが、裏テーマの「生気」「生きる強さ」って感じじゃないので除外。 Eric Claptonのもテーマからは少しずれてますが、あれは老いてもなお ってことで。